(有)Ai空間デザイン室

TEL:047-411-7442 / FAX:047-411-7443
千葉県八千代市緑が丘2-33-10飯田第12ビル102号室

2016年の投稿Archive

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文京区本駒込に整体院が誕生しました。
「シティーホテルのような」というキーワードをもとに、スタイリッシュでありながらラグジュアリーな雰囲気を前面に出しすぎない、コンフォートなテイストを狙いました。

テナントの形状が独特であったため、限られたスペースを有効に使うために建物の形にあわせてカウンター家具をオーダー。
また、外から撮影した現況写真を見た時、玄関の周囲が暗色のため内側が暗く見えてしまうことに気づき、そうならないよう外からの内装の見え方を意識した色使いをしました。

ビフォー・アフターをご覧ください。

<ファサード>

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<カウンター周り>

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<施術スペース>

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また、ロゴも弊社にてデザインしました。看板スペースが非常に限られていたので、各ガラス面・シャッター面へのカッティングシート貼り、及び内照式の立看板を併用することで、通行人の目に入るようにしました。

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駒込付近を通られる際にはぜひ!
それでは、また〜

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こんにちは!

東京都調布エリアで平成元年より28年営業されている「坂場鍼灸整骨院」がこの度リニューアルオープンしました。

新しい層のお客様に注目していただくことを目的に今回、内装を新たにすることと、ファサードを一新して外観を良くすることをご希望とのことで、お問い合わせをいただきました。

葉っぱの緑のイメージがお好きということで、以前よりファサードは葉っぱのイメージが使用されたデザインとなっていました。「葉っぱ」を引き続き用いてリ・デザインすることで、院の特長を引き継ぎつつイメージアップを表現することができました。

まずはファサードがどのように変化したかご覧ください。

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内装も大きく印象を変えました。ファサードの葉っぱのデザインにマッチする無垢の格子材を用いたり、爽やかな緑を連想するクロスを使用したりすることで、一体感を出しました。

<待合いスペース>

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<施術スペース>

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その他にも、今回はロゴデザインに加えて、封筒と予診票、診察券のデザインもご依頼頂きました。これらもブランディングの一環として、すべて統一感のある仕上がりとなりました。

いかがでしたか?

坂場鍼灸整骨院は地元で愛されて28年ということで、施術される院長先生も少しお話するだけで経験に裏打ちされた豊富な知識と、技術をお持ちのことが良く伝わってきます。お近くの方はぜひ一度行かれてみてください。

ウェブサイトも現在鋭意製作中です。こちらも公開次第お知らせいたします。

それでは、また~

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2016/11/21 日常

こんにちは。いずみんです。

実は先日、うれしい出来事がありました。
なんと、半年ほど前に弊社にて設計施工させていただいた「くわのみ書房」のオーナー様が、弊社事務所に立ち寄ってくださいました!

オーナー様曰く、オープン以来半年、来店してくださるお客様から、「いつも通る時に外観を見て、気になっていた」という声を多く聞かれるそうで、外観や内装のデザインにこだわって本当に良かったという声をいただくことができました。

すでにお店が地元メディアで何度か取り上げられたそうです。
さっそく社内でもインターネットで検索させていただきこんな動画を見つけました。

こうして着々と地域に密着して広がっていっている様子を見るととてもうれしく思います。

内外装や使い勝手が良かったとおっしゃっていただけるのはもちろんとてもうれしいですが、こうして弊社にご依頼いただいて新規に開業されたお客様がその後も順調に、楽しそうに営業されているのを見るのが一番嬉しいことです。

わざわざ来てくださってありがとうございました!
今後の益々のご活躍をお祈りしています。

「くわのみ書房」のブログのURLはこちら↓
http://mulberrybookstore.blogspot.jp/

施工実績もよろしければご覧ください。
https://www.e-aiweb.com/gallery/store/other/#gallery-3527

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ご無沙汰しております。ウッチーです。

これまで整骨院や接骨院、鍼灸院という種類の設計・デザインを行わせていただく機会がありましたが、今回は「漢方薬」と組合わせた鍼灸院というご依頼をいただきました。
どのご相談でも同じですが、まずは計画の内容についてじっくりお話を伺うところからスタートです。

漢方薬を症状に合わせて処方し販売することと漢方の力を最大限発揮させる鍼灸を一緒に行うところがこの院の特徴でした。
こうした理念を「鍼薬同効」という言葉で表しておられます。

設計の目線でお聞きしていくと、漢方販売を行うスペースと鍼灸の施術を行うスペースは明確に区切らなくてはならないという条件がありました。
つまり出入口となるドアがそれぞれのスペースに必要であるということでした。
外部から入るドアを2箇所にするというプランも検討しましたが、来店されるお客様への分かやすさやスタッフ動線、そして予算という点で打合せを重ね、最終的にはエントランスドアを一つにしました。
院内に漢方販売と鍼灸院の共有スペースを作り、そこからそれぞれのエリアに入っていくという平面プランを練り、管轄である保健所からの許可を得ることができました。

今回もロゴデザインをご一緒に提案させて頂きました。
ご依頼くださった先生は鍼灸の世界で大家と言われる一族の直系6代目にあたる方で、この施術を確立された祖父でもある先生をとても大切にされておられました。
院名におじい様の名前を用いておられます。
それで「鍼薬同効」という受け継いできた理念をカタチにすることをロゴデザインのテーマとしました。
一文字ごとに色をイメージし、それぞれ独立したものが繋がって一つになるという考えを表すシンボルマークを考案しました。

サインデザイン及び内装デザインにおいても、伝統ある歴史を持っていることや漢方薬を扱うことから、ポップ感やカジュアルさではなく落ち着きや重厚感、多くの色ではなく清潔感を感じるホワイトを用いるといった方向性を決めていきました。

路面店であるメリットを生かし、フロントサッシやドアはガラスを用い、院内の様子を外からも感じてもらえるようにして心理上の入りやすさを作りました。

こうした打合せを重ねてプランを作成し、工事を行い、院はこのように完成しました。
施工前のテナントの様子と合わせてご覧ください。

このように変わりました!

JR市川駅から徒歩1分のところにこちらの「漢方薬・鍼灸 世珍堂」がございます。
どうぞ歴史ある漢方薬と鍼灸が融合した施術を体験されてみてください。

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こんにちは。

蒸し暑い日が続きますが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。

さて、先月千葉県印旛郡酒々井町に、「えいきの鍼灸整骨院」がオープンしました。院長先生のお名前でも有り、お客様に英気を養ってもらいたいという願いも込められた院名なのだそうです!

お問い合わせ頂いた時には、まだテナントが完成していない状態でした。その様子が写真にてご覧いただけますでしょうか。形はできつつありますが、まだ設備や内装まで手がついていない状態です。

実は、新築テナントで出店をお考えの方は、このタイミングでお問い合わせいただくのがベストなんです。完成してからだと、処分したり移動させたり、もう一回部分的に壊さないといけなくなったりしてしまう部分が出てきてしまう恐れがあります。それってとてももったいないですよね。あらかじめ、洗面台等の設備やエアコンの位置等を指定することができれば、それだけでもかなりの予算節約です。

どうぞ、ビフォー・アフターをご覧くださいませ。

<フロント>

<診療スペース>

 

いかがでしたか? 今回も、最後の写真にある受付カウンターを現場造作にて製作させていただきました。カウンター下部のブルーは後ろの壁紙と同じロイヤルブルーです。透過光の関係で少し異なって見えるかもしれませんが、ガラス面のダイノックシートも同等色です。このように、カラーを統一しやすいというのも、家具をオーダーするメリットの一つかもしれませんね。当然、使い勝手は完全にカスタマイズされています。

また、A4チラシ、各種名刺、診察券もオーダーしていただきました。これも、内装に使われているカラーを使用して制作したので、院のブランドイメージを構築するのに一役買っているものとなっています。それに加え、今回ウェブページもご依頼いただきました。

http://www.eikino-seikotsu.com/

レスポンシブデザインを採用し、内部SEO対策も行いました。現在も、マイビジネスへの登録をはじめ、SNSへの連携を計画するなど、保守管理をあわせて行わせて頂いています。さらなる検索上位への表示を目指して参ります。店舗のオープンにあわせて独自のドメインを取得し、メールアドレスやホームページのURLをそのドメインで統一するというのも、ブランディング戦略としてほぼ必須の時代となっています。ぜひ開業をお考えの方は、内装工事とご一緒にご検討下さいませ。

それでは、今日はここまでで。
千葉県印旛郡酒々井町の近くをお通りの際は、ぜひ、「えいきの鍼灸整骨院」を訪ねてみてくださいね~

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国立市の富士見台エリアに新たなる消化器内科・外科クリニックが誕生しました。

医療現場に求められる法律的条件、動線計画、デザイン的な統一性、お客様の様々なご要望を盛り込んだプランを完成させました。お客様とご一緒にアイデアを考えたりイメージを膨らませたりする作業を繰り返し行うことによって、下の写真にあるような綺麗なクリニックが完成しました。

BEFORE AFTER

フロントのロゴも弊社にてデザインしました。院名の「富士見台すずきクリニック」が決まってから、まずは書体選びから始まり、さらにその英語表記の頭文字である、「F.S.C.」をモチーフとしたロゴの提案、そしてカラーパターンや形状の吟味を重ねました。

最も時間をかけて打合せをおこなったものは、平面図の検討です。下の写真は工事前の様子です。コンクリートの構造柱が入口付近の位置に大きく陣取っているのがご覧いただけるかと思います。これのおかげで各機能のゾーニングを工夫する必要がありました。

直観的にはちょうど柱がある位置に待合スペースを持ってくるのがちょうど良いように思えますが、当然ながらこの柱を動かすことはできません。それで、待合スペースの位置を別の位置で2通り検討し、打合せの度にそれぞれ並行してブラッシュアップを重ねてゆきました。その過程で受付のレイアウトも何種類か提案させていただき、CGパースも見ていただきながら、少しずつ理想とする姿を明確にしてゆきました。

どちらのプランにするか、かなりお客様と共に悩みましたが、それぞれのメリット・デメリットをよく考慮して、最終的には待合スペースを広く取ることを優先し、写真にあるような、院に入ってすぐ横の位置に受付を配置する方向で決まりました。

広々とした待合スペースには、壁面の一つにブルーのアクセントカラーを入れました。これにより均質ではない個性ある空間にするとともに、落ち着きのある優しい雰囲気を演出するようにしました。

廊下に見えている扉は右手前から、診察室、処置室、内視鏡室、正面奥の扉はスタッフ専用の扉で、左側がX線室です。これの配置も時間をかけて調整したのですが、「X線室は廊下側から患者が直接入れないといけない」という保健所のルールや、「診察室と受付は隣り合っていた方が望ましい」というお客様の要望、「X線室と内視鏡室は近い距離にあった方が良い」という動線の問題などを考慮して、最終的にこのレイアウトに落ち着いてゆきました。

X線室の導入も色々と考慮する点がありました。放射線機器を導入するということで、鉛入りのボードを入れる必要があることや、X線照射に必要な電気容量を確保すること、どのように電気の回路を分けるのかなど、医療機器の業者や電気工事の業者とも念入りに打合せを行いました。

診察室 処置室
内視鏡室 X線室

家具についても、今回弊社にてオーダー家具をデザイン、製作させていただきました。もちろん、カルテ棚やデスクなどにしても既成品はあるのですが、なかなか空間にピッタリとマッチするものがあるとは限りません。それで今回、建具類とも、どの家具にも共通の木目調の面材を使用し、受付カウンター、カルテ棚、デスク、シンク付き収納家具を2種類、設計しました。

特に、診察室~内視鏡室の向かいのシンク付き家具には、様々なこだわりが隠されています。写真をどうぞご覧ください。

まずはシンクの大きさが左右で違うことに気づかれませんか?

実は、深さも違います。実は、内視鏡室に近い左側のシンクでは、内視鏡などの特殊な器具を洗うことができるよう、一般的なシンクよりもかなり深く広いシンクとなっています。天板もシームレスなステンレスで製作され、衛生面での配慮も行いました。また、照明も手元の明るさとデザイン的な要素を考えて間接照明を採用し、それでいて天板全体が十分に照らされるように光の角度を調整しました。

下部収納の両サイドは上から下まで一つの引き出しになっています。一般的にはあまりない大きさですが、これも医療用のゴミ箱が2つ、すっきりと収まるような寸法になっています。

いかがだったでしょうか?

考慮すべき点も多く、規模も比較的大きかったため、時間をかけて設計しました。

より多くの施工写真については、どうぞ施工実績ページをご覧ください。

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さいたま市浦和区の北浦和駅から徒歩10分くらいの場所に接骨院が誕生しました。院名はロゴのモチーフにもなっている、「すずらん接骨院」。先生がお持ちだったイメージを形にしたロゴとなっています。

内外装はナチュラルなテイストをベースとして、アクセントカラーに明るいグリーンと鮮やかなオレンジを取り入れた落ち着きのある雰囲気です。限られたスペースの中でレイアウトや動線を吟味し、敢えて仕切りとなるものを設けないことによって機能性が高く、広々とした空間になりました。

今回デザインアクセントとなっているのは内と外に存在する木目調の格子です。内側の格子は実際に木格子なのですが、外部には耐候性の高いアルミの形材を使用しました。残念ながらピッタリ同じ色合いの形材がなかったので、ベーシックな無地のアルミ形材に木目調のダイノックシートを巻きつけて使用しました。

「すずらん接骨院」も、施工の前後で大きく印象が変わった案件となっています。どうぞビフォーアフターの様子をご覧ください。まずはフロントです。

<BEFORE>

<AFTER>

内部のスペースを広く取るために既存の出入り口まわりを解体し、ほぼフラットにしました。そして全面的に白色に塗装し、古い窓を目立たないようにする位置に格子材を取り付けています。

中は元からボード貼りの仕上げとなっていましたので、そのまま上にクロスを貼ります。入って右側の壁一面はグリーンのアクセントクロスにし、床はカーペットタイルの柄が長手方向に流れるように敷き詰めることで奥行き感を出しました。

<BEFORE>

<AFTER>

格子の奥が半透明になっているのはポリカーボネートの板を貼り付けているためです。こうすることにより、受付周りを狭く感じさせないまま、視線を遮ることができています。

<BEFORE>

<AFTER>

トイレもクロスを変えることでガラリと印象が変わりました。

<BEFORE>

<AFTER>

いかがでしたか?
一つデザインアクセントとなる部分があると目を引きますね。浦和区にお住まいの方、近くを通りかかることがある方、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

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こんにちは!

今日も弊社で施工し、つい最近完成しましたブックカフェをご紹介いたします。
その名も「くわのみ書房」。
千葉県習志野市に位置する、絵本をメインとした書房です。

小さな一戸建てのテナントで、かなり自由に設計施工することができました。
ファサードが工事の前後で激変したので、工事期間中、終始近所の人たちの注目の的でした!

工事期間を見ていなければ建て替えたと言われても信じてしまう、と個人的には思います。
そんなビフォーアフターをさっそくどうぞご覧ください!

まずは驚くほど劇的な変化を遂げたフロントです。
外壁材を張り替えたとともに、パラペットの出っ張りをなくし、フラットなファサードとしました。

– BEFORE –

– AFTER –

ロゴも「桑の実」と「本」をモチーフとして作ったロゴを、練りに練って極限まで単純化したもの。
シンプルながらエスプリを感じる出来栄えに仕上がったと思います。

中に入って本棚のスペースです。
既成品ではない、オリジナルで制作した本棚が良い味を出しています。

– BEFORE –

– AFTER –

写真の左手の窓は収納量確保のため、窓を埋めて壁にしていますが、右側は採光のために活かしています。
これも既成品の本棚ではなかなかできないことです。寸法をしっかりと測ってプランしました。

続きましてカフェのスペースです。
こちらは厨房としっかりと分けて、カウンタータイプのカフェスペースとなっています。

– BEFORE –

– AFTER –

窓にも本を展示できるようにブックスタンドを窓内に造作し、
外から見た時に絵本が並んで見えるようにしたいというご要望にお応えしました。

厨房の中はこんな感じです。
厨房の横幅は導入予定の厨房機器の寸法を足しあわせてピッタリ収まるようにしました。
今はあまり見かけることのないリネストラ風のLED照明器具もオシャレです。

– BEFORE –

– AFTER –

トイレも和式のものから洋式に変更しました。

– BEFORE –

– AFTER –

いかがだったでしょうか?
ここまで変わるととても気持ちいですね。
オーナー様にも大変喜んでいただけて、私も大変うれしく思いました。
その他の施工写真も近日中に施工実績ページに掲載予定です。お楽しみに。

今後の発展を社員一同、心より願っております!
近くを通りかかる際にはぜひ立ち寄ってみてください!

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こんにちは!

今日も接骨院の施工実績を紹介いたします。
千葉県我孫子市でオープンした「up湘南接骨院」。もともと隣のテナントで長年「新木中央接骨院」として営業しておられ、この度、隣の広いテナントに移られて、よりご自分の想いを込めた新規店舗を作りたいというご要望をお持ちのお客様でした。
新しい院名からも分かるように、内装は「湘南の海」をイメージしたもの。お客様がかなり具体的なイメージをお持ちの方で、打ち合わせではそのイメージをお伺いすると共に、貼るクロスや柱、カーテンの色合いなど、細かく指定していただきました。それを元に、そのイメージを活かす、爽やかな統一感のあるコーディネートとしました。
どうぞビフォーアフターをご覧ください。

壁の一部を取り壊し、半分は利用しました。また、その際に取り外した建具は別の場所で再利用しました。

待合空間も新規間仕切り壁の上部を開放したとともに、腰上をすりガラスでぼんやりと向こう側が見えるようにしたことで、広々とした雰囲気になりました。

こちらは受付カウンターへの入口。施術スペースからもちらっと覗く濃いブルーがアクセントになっています。手前側に見えている棚板は、使わない時には折りたためるタイプとしています。

トイレの雰囲気もがらっと変わりました。

カウンターも造作しました。やはり横に長い、広々としたカウンターはカッコいいですね。靴入れは家具屋さんにオーダーし、ぴったりと組み込まれるように設計しました。

そして、もともと壁があった部分をまたぐような位置に施術スペースを配置。淡い水色のカーテンも院の雰囲気にマッチしています。

今回、少し珍しい施工が一箇所ありました。カーテンレールは通常、天井から吊して設置することが多いですが、今回は天井に埋め込んでいます。これもすっきりしていて見映えが良いですね。エアコンの風が回るよう、カーテンは上部がメッシュになっているものを選びました。

いかがでしたか? お近くを通りかかる際はぜひ立ち寄ってみてください!

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こんにちは!

千葉県成田市で昨年の10月に設計施工させて頂いたカラー専門店「サンキューカラー」を紹介させていただきます。

今回のご依頼は新しくオープンするイオンタウン成田富里店の中へ出店したいというものでした。
ショッピングモールへの出店は、実は普通の店舗工事と同じように考えることができません。
ショッピングモールの新築工事と並行してテナント工事を行う場合、ショッピングモール建築側や他のテナントの工事業者との兼ね合いを調整する必要があるからです。

例えば、何の取り決めもなく各業者が資材を搬入すれば大渋滞になってしまうでしょうし、
一定のルールなく設計するなら、まるで統一感のないショッピングモールになってしまいます。
極端な話、建築側の工程を考えずにテナント側が先に工事をしてしまった結果、建築側で必要な工事ができなくなってしまい、
工事をやり直す必要が出てきてしまうなんていうこともあるかもしれません。

それで、そうした問題を防ぐために、建築側の工事(A工事)とテナント側の工事(C工事)そして、
そのどちらにも係る工事(B工事)を調整してくれる「内装監理室」という部署が設置されます。
これによって上記のような混乱なく両者が工事を進めていくことができるようになるわけです。

まず、C工事業者との連絡をスムーズに行うため、C工事側で現場管理者が必ず1人常駐しないと工事をしてはいけない、という決まりが設けられます。
また、朝8時から開始する朝礼に参加しないとその日の工事は行えなくなってしまいます。
そして午後1時半から行われる定例会議は、搬入や搬出の予定を申請し、その結果を受け取る会議でもあるので、これにも出席しないと、翌日の工事に差し障ってしまいます。
朝礼や定例会で非常に重要な連絡がなされる場合が多いので、それを知らないまま工事されると困るというのはよく分かるのですが、これが地味に大変でした。
(ちなみに私の場合は東京に住んでいるので8時の朝礼に間に合うために家を4時台に出ることが何度かありました。今では良い思い出ですが……笑)

また、様々なデザインの規則や、施工の規則があるので、こうした細かい条項にも注意を払わなければなりません。
確かに、ショッピングモールに来たお客さんが気持ちよく、安全にお買い物できるためにはこうした規則があるのは当然必要なことですね。

お気づきかもしれませんが、このようにショッピングモールに出店しようとすると、ショッピングモールでないところに出店する場合と比べて設計や現場管理にかかる手間は多くなります。
もちろん、ショッピングモールへ出店するというのは、それだけで来場者が多い、認知されやすいという圧倒的なメリットもあるので、単純な価格の問題ではないことも確かだと思います。
蛇足でした。

さて、前置きが長くなってしまいました。

<BEFORE>

まずは施工前の様子です。A工事がある程度進んで、テナントの形が見えてきている段階です。
ここからC工事の業者が入って、A工事と並行して工事を始めていきます。

<AFTER>

そして、施工実績のページにも載せた写真ですが、施工後の様子です。

「気軽に入れるローコストなカラー専門店」というコンセプトのもとに、ファサードデザイン及び内装コーディネートを行いました。
こうしてみると、コンセプトを守りつつも、周囲との調和を大きく崩さない、ポップながらも上品さもある、落ち着いた雰囲気のあるファサードに仕上がったのではないかと思います。

イオンタウン成田富里店に行かれる際にはぜひ立ち寄ってみてください!

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